専門外来

心臓外来

  • 内科健診で「心雑音」や「不整脈・動悸」を指摘された
  • 「胸痛」「動悸」などの症状がある
  • 川崎病の経過観察をお願いしたい

心臓のこと、少しでも気になったらご相談ください

乳児健診や幼稚園・学校での健診で、心雑音や不整脈を指摘された場合、または胸の痛みや動悸といった症状が気になる際は、お気軽にご相談ください。他院で川崎病の治療を受けられた後の経過観察についても、当クリニックで対応可能です。必要に応じて診察を行いますので、ご希望の際はご相談ください。

  • 新生児~乳児期

    健診で心雑音を指摘されたり、体重の増え方が気になると言われたりすることがあります。また、『なんとなく苦しそう』『顔色がほかの赤ちゃんより青白い気がする』といった様子から、生まれつきの心臓の病気が見つかることもあります。

  • 幼児期〜学童期

    健診で心雑音や不整脈を指摘されたり、動悸や胸の痛みを訴えたりすることがあります。また、『周りの子どもと比べて体重がなかなか増えない』『運動が苦手なように感じる』といった様子から、生まれつきの心臓の病気や不整脈が見つかることもあります。ごくまれではありますが、中には失神や突然死につながる可能性のある不整脈が見つかることもあります。

当クリニックで行える検査

当クリニックでは、心臓超音波診断装置、心電図、ホルター心電図を備えており、これらを活用してさまざまな心臓の病気を詳しく調べることができます。いずれの検査も痛みを伴わず、お子さまにも安心して受けていただけます。

  • 心臓超音波診断装置

    心臓超音波検査は、超音波で心臓の形や動き、血流を調べる検査です。放射線を使わないため、お子さんにも安心して受けていただけます。ゼリーを塗った探触子を体にあて、先天性心疾患の有無や心臓の働き、弁の状態などを確認します。お子さんによっては、ゼリーの感触や冷たさを不快に感じることもありますが、あらかじめ温めて和らげるよう配慮しています。痛みはありませんのでご安心ください。

  • 心電図検査

    心電図検査は、心臓の動きを電気信号として記録し、不整脈や心臓への負担の有無を調べる検査です。胸や手足に小さな電極をつけるだけで、痛みはなく、短時間で行えます。健診で不整脈を指摘された場合や、動悸・胸の痛みが気になるときに、心臓のリズムや状態を詳しく確認するために実施します。

  • ホルター心電図検査

    ホルター心電図は、小型の装置を24時間装着して心臓の動きを記録する検査です。日常生活の中での心臓のリズムを詳しく調べることができ、不整脈や一時的な心電図の変化を見つけるのに役立ちます。装置はコンパクトで、お子さんも普段どおり過ごしながら検査を受けることができます。動悸やめまい、失神などの症状がある場合や、健診で不整脈を指摘された際に行うことが多い検査です。
    心電図やホルター心電図検査では、電極シールの貼りはがしが不快に感じられることもあるため、ゆっくり丁寧に行います。装着部に跡が残ることもありますが、すぐに消えますのでご安心ください。

よくいただくご質問

  • 乳児健診で心雑音を指摘されたのですが、すぐに受診した方がよいでしょうか?

    母乳やミルクをよく飲み、体重が順調に増えていれば大きな心配はいりませんが、できるだけ早めの受診をおすすめします。
  • 小学生の子どもが「胸が痛い」と言っています。心臓病の可能性が高いでしょうか?

    学童期になると、さまざまな痛みを訴えることが増えます。胸の痛みもその一つですが、大人とは異なり、心臓が原因であることは少ないとされています。ただし、一度は受診して確認することをおすすめします。
  • 子どもが動悸を訴えています。不整脈によるものでしょうか?

    顔色が悪かったり、冷や汗を伴っている場合は、早めに受診していただいた方が良いですが、そうでなければ、慌てる必要はありません。まずは安静にし、深呼吸をさせてから、お子さんの手首で脈を確認してみてください。1秒間に2回以上の速い脈が続く場合は、早めの受診をおすすめします。それ以下であれば様子を見ても大丈夫ですが、ご心配な場合は遠慮なくご相談ください。