一般内科
ちょっとした不調も、
お気軽にご相談ください
風邪や発熱などの一般的な症状から、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、貧血、感染症まで、幅広い疾患の診療を行っています。患者さまお一人おひとりの健康状態に合わせ、適切な治療や生活習慣の改善をサポートします。体調の変化や気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
主な症状
日常のちょっとした体調の変化も、さまざまな原因が考えられます。気になる症状が続く場合は、早めにご相談ください。
●発熱・のどの痛み・せき・鼻水
●頭痛・めまい・ふらつき
●息切れ・動悸・胸の痛み
●お腹の痛み・吐き気・下痢・便秘
●手足のしびれ・むくみ・冷え
●体重の増減・血糖値が気になる
医師紹介
総合内科専門医・リウマチ専門医・
アレルギー専門医
村上 義彦
Yoshihiko Murakami
日本内科学会 総合内科専門医
日本リウマチ学会 リウマチ専門医
日本アレルギー学会 アレルギー専門医
高血圧
血圧が高くなることですが、原因としては年齢を経て血管壁が硬くなること(動脈硬化)、塩分の取りすぎなどがあります。
症状
急激な上昇に伴う頭痛などもあり得ますが、直接的な症状として現れることはまれです。しかし長年血圧が高い状態を放置していると血管や心臓に負担がかかり、心血管疾患(心筋梗塞など)や脳血管障害(脳卒中など)の原因になることもありますし、腎機能が悪くなる、眼が見えなくなるなどの思わぬ影響を及ぼすこともあるため、年齢にもよりますが収縮期血圧≧140程度で治療が必要です。
原因
長年にわたる塩分の多い食生活が原因となっていることが多いです。喫煙が原因となる方も多いです。肥満や睡眠時無呼吸が原因となることもあります。そのほか腎機能が悪いことなどで二次的に高血圧になる方がいます。また、アルドステロンやカテコラミン、甲状腺ホルモンといった体内のホルモンの異常で高血圧になる場合も頻度は少ないですがあります。ステロイドやピルなどのお薬が原因で高血圧になるケースもあります。
治療法
原因がはっきりしている場合(二次性)はそちらの治療を行います。塩分の取りすぎなどの生活習慣がベースになっている場合はまずは生活習慣の指導をします。食生活の改善や禁煙のすすめ、運動をはじめる、減量を開始するなどです。生活習慣の改善が難しい方、すでにやっているが効果が乏しい方には内服薬をおすすめします。
お薬について
主な薬は3種類です。
1.Ca拮抗薬(アムロジピン®、ノルバスク®など)
広く使われています。血圧を下げる効果が高いです。
2.ARB、ACE阻害薬(ブロプレス®、オルメテック®、アジルバ®、レニベース®など)
心不全のある方、腎機能が原因となる高血圧の方に効果が高いです。
3.ザイアザイド利尿薬(フルイトラン®、ヒドロクロロチアジド®など)
古くから使われているお薬で、特に生活習慣で塩分摂取の多い方に降圧効果が高いです。利尿薬とはいうものの、塩分調整の目的で使うため利尿薬として使う場合と用量は異なり、利尿効果は少ないとされています。
糖尿病
糖尿病は膵臓から出る糖分を組織に吸収させるホルモンであるインスリンが出なくなってしまう1型糖尿病と2型糖尿病があります。1型糖尿病は若い頃に発症されることが多く、生活習慣とは無関係に起こります。2型糖尿病は生活習慣が主に原因となって発症し、インスリンが出にくくなったり、効果を示しにくくなったりすることが原因で様々な臓器の異常が起こる病気です。2型糖尿病として診断され、次第に1型糖尿病様の病態となる場合(緩徐進行型1型糖尿病)もあります。
症状
軽症の場合には無症状です。血糖値が高い状態が長く続いている場合、口渇・多飲・多尿といった症状が一般的です。基本的には慢性的な病気ですが、急激な血糖値上昇や脱水に伴って意識障害など急な変化を起こすこともあります。血糖値が高いと糖毒性といってそれだけでインスリン分泌が少なくなったり、インスリンの働きが悪くなります。そのせいでますます高血糖になるという悪循環が起こります。
また高血糖に伴って血管の障害が起こります。大きい血管の障害として心血管障害(心筋梗塞など)や脳血管障害(脳卒中など)のリスクが高くなります。これらはいつ起こるか予想ができませんし、発症後早い段階で起こってくることもあります。
次に細かい血管の障害として有名なものが神経(手足の感覚が鈍る)、網膜症(眼がかすむ、視力が下がる)、腎機能の低下の3つです。一般的に糖尿病の合併症として非常に有名なものです。手足の感覚が鈍ることそのものは命には関わりにくいですが、しびれなどがあると生活の質が落ちますし、感覚が鈍ってやけどやケガに気づかず感染症の原因となることがあります。また腎機能が低下するとお薬が使いにくくなったり場合によっては透析しなくてはならなくなります。
これらの細かい血管の障害は高血糖状態が続くようになってから徐々に出現します。長期間放置している場合などは見つかった時すでに出現しているケースもあります。もちろん適切な治療を受け、血糖コントロールが良い場合に生涯発症しない方も珍しくありません。
原因
1型の場合には食生活とは無関係に発症します。薬剤などが原因での1型糖尿病もあります。2型の場合には長年にわたる食生活や肥満が原因となっていることが多いです。2型の場合もそれだけではなく、遺伝的な素因などはあると考えられています。
治療法
1型糖尿病や2型糖尿病でインスリンが不足している状態の方はインスリン注射が必要になります。血糖値を毎日測定し、腹部に毎日ご自身で注射をします。内服薬を追加する場合もあります。2型糖尿病ではまずは生活習慣の改善・運動・減量・禁煙指導などを行いますが、それだけでは改善が乏しい場合には血糖値やHbA1cという値をもとに内服薬を調整していきます。
お薬について
お薬は近年多くのものが発売されており、種類が豊富です。下記に記載のもの以外にも多数あります。複数のものを組み合わせて治療することもあります。また、インスリン注射や合剤もあります。
1.ビグアナイト(メトグルコ®など)
糖の取り込みを調整する作用があり、昔から広く使われているお薬です。最初に使われることも多い薬です。腎機能が悪い場合には使えないことがあります。
2.DPP-4阻害薬(エクア®、テネリア®、グラクティブ®など)
血糖依存性にインスリンの分泌を促進する作用があります。単独使用の場合に低血糖のリスクが低く食後血糖改善効果が高い、1日1回の製剤が多く内服しやすいなどから広く使われています。腎機能が悪い場合には調整して使います。
3.GLP-1受容体作動薬(トルリシティ®、オゼンピック®、マンジャロ®、リベルサス®など)
DPP-4阻害薬と同一の機序ですが、体重減少効果があります。注射製剤が多く、週1回など間隔をあけての投与となります。
4.SGLT2阻害薬(スーグラ®、フォシーガ®、ジャディアンス®、ルセフィ®など)
腎臓で糖を排出し、血糖値を改善するとともに、体重減少効果もあります。心血管や腎臓イベントの抑制効果もあり、慢性心不全や慢性腎臓病の方に使われることもある薬です。
痛風
痛風は、尿酸が関節内に結晶化して関節の腫れや痛みを引き起こす疾患です。特に足の親指の付け根に多く発生し、男性に多く見られます。慢性化すると関節の変形や腎障害を引き起こす可能性があります。食生活や生活習慣が大きく影響し、放置すると発作が繰り返されるため、適切な管理が必要です。
症状
痛風発作は突然発生し、関節の激しい痛み、腫れ、発赤、熱感を伴います。初期は足の親指の関節に多いですが、進行すると膝や手首などにも広がることがあります。発作は数日から1週間程度続き、治まると無症状の期間が続きますが、放置すると再発を繰り返し慢性化することがあります。
原因
痛風は、血液中の尿酸値が高くなり、関節内に尿酸結晶が沈着することで発症します。高尿酸血症の原因には、プリン体を多く含む食品(肉類・アルコールなど)の摂取、腎機能の低下、遺伝的要因、肥満、ストレスなどが関与します。尿酸の排泄が低下することで血中濃度が上昇し、結晶が形成されやすくなります。
治療法
痛風の治療は、発作時の炎症を抑える対症療法と、再発予防のための尿酸値管理が中心です。急性期には非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やコルヒチンが用いられます。再発防止のためには、尿酸生成抑制薬(アロプリノールなど)や尿酸排泄促進薬を使用し、食生活の改善や適度な運動、水分摂取が推奨されます。
脂質異常症
脂質異常症は、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)のバランスが崩れる疾患で、動脈硬化の主要な要因です。LDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪が高い、またはHDL(善玉)コレステロールが低い状態を指します。自覚症状が少なく、放置すると心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まるため、定期的な検査と管理が重要です。
症状
脂質異常症自体には自覚症状がほとんどありませんが、長期間放置すると動脈硬化が進行し、心血管疾患(狭心症、心筋梗塞)や脳血管疾患(脳梗塞)を引き起こす可能性があります。また、重度の場合、アキレス腱の肥厚や皮膚に黄色腫(脂質沈着によるこぶ)ができることがあります。
原因
主な原因は、食生活の乱れ(高脂肪・高糖質の摂取過多)、運動不足、肥満、喫煙、過度の飲酒などの生活習慣です。遺伝的要因も関与し、家族性高コレステロール血症では若年でも発症します。また、糖尿病や甲状腺機能低下症などの基礎疾患が脂質代謝異常を引き起こすこともあります。
治療法
治療の基本は、食生活の改善(低脂質・高食物繊維食)、適度な運動、禁煙・節酒などの生活習慣の見直しです。必要に応じて、スタチン系薬(コレステロール合成抑制)やフィブラート系薬(中性脂肪低下)を使用します。高リスク患者では厳格な脂質管理が必要で、定期的な血液検査を行いながら治療を進めます。
貧血
貧血は、血液中の赤血球やヘモグロビンが減少し、全身の組織に十分な酸素が供給されなくなる状態を指します。最も一般的なのは鉄欠乏性貧血で、栄養不足や慢性的な出血が原因となります。腎性貧血は腎機能低下によるエリスロポエチンの分泌不足が原因で、慢性腎臓病(CKD)に伴って発症します。葉酸欠乏性貧血は、ビタミンB群の不足による巨赤芽球性貧血の一種です。また、骨髄異形成症候群(MDS)などの血液疾患でも貧血が生じ、重症化すると輸血が必要になることもあります。
症状
貧血の主な症状は、全身の酸素供給不足による疲労感、倦怠感、動悸、息切れ、めまい、頭痛などです。鉄欠乏性貧血では、爪の変形(スプーン爪)や口角炎、異食症(氷や土を食べたくなる)などの特徴的な症状が現れることがあります。腎性貧血では、慢性的なだるさや集中力低下が見られ、重度の場合は心不全リスクが高まります。葉酸欠乏性貧血では、舌の炎症(ハンター舌炎)や神経症状が出ることがあります。MDSでは、貧血に加えて白血球や血小板の異常も見られ、感染症や出血リスクが増加します。
原因
貧血の原因は多岐にわたります。鉄欠乏性貧血は、月経過多や消化管出血、偏った食生活が主な原因です。腎性貧血は、腎臓でのエリスロポエチン産生低下によって赤血球の生成が不十分になることで発症します。葉酸欠乏性貧血は、妊娠、アルコール依存症、消化管の吸収障害などで葉酸が不足することが原因です。MDSは、骨髄の造血機能に異常が生じる疾患で、遺伝的要因や高齢化、化学物質への曝露などが関与すると考えられています。
治療法
貧血の治療は、原因に応じたアプローチが必要です。鉄欠乏性貧血では、鉄剤の投与や鉄分を含む食事の改善が行われます。腎性貧血では、エリスロポエチン製剤(ESA)の投与や鉄補充療法が推奨されます。葉酸欠乏性貧血は、葉酸やビタミンB12の補充が必要です。MDSの治療は、症状の重症度に応じて輸血や造血因子製剤の投与、場合によっては骨髄移植が検討されます。定期的な血液検査を行い、適切な管理を続けることが重要です。