比較的若い世代の女性に発症しやすい子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が長期に渡って感染することでがんになると考えられています。
子宮頸がんはHPVワクチンと検診によって予防できるがんです。先進国では近い将来、撲滅も可能だと予測されています。

 

現在、小学校6年~高校1年相当の女子は、定期接種として無料(公費助成)でHPVワクチンを受けることができます。

HPVワクチンは現在流通しているものはサーバリックス®(2価)、ガーダシル®(4価)、シルガード®9(9価)の3種類がありますが、2023年度から接種可能となったシルガード9はすでに世界中の国と地域で承認されており、子宮頸がんの原因となるHPV型の9割近くの感染を予防することができ、3種類の中では最も効果の高いワクチンとなります。

 

ワクチンは一定の間隔をあけて、同じ種類のワクチンを合計2回または3回接種します。接種するワクチンの種類や年齢によって、接種のタイミングや回数は異なります。

 

初回接種後は同じ種類のワクチンを接種することが推奨されているため、当院では初回接種の方はシルガード9をお勧めしております。他院にてガーダシル、サーバリックスを接種済みの方で当院での引き続きの接種をご希望の方は、状況に応じた個別対応が必要となりますため、当院までお問い合わせください。

 

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