外来
皆さまの健康のため、
可能な限りワクチン接種をおすすめします!
肺炎球菌、帯状疱疹、子宮頸がん(HPV)ワクチンなどは任意接種ではありますが、「任意=不要」ということではありません。いずれも重い疾患の予防に有効であり、時期や対象によっては公費で接種できる場合もございます。ご自身やご家族の健康のためにも、ぜひ接種をご検討ください。
また、小児の定期接種ワクチンは、当法人の系列クリニックにて接種が可能です。ワクチン接種をきっかけに、かかりつけクリニックとしてご利用いただくと、より安心です。ぜひご検討ください。
- LeMonおとなとこどものクリニック(戸田駅前)
- LeMonこどもクリニック(北戸田駅近く)
ワクチンの種類
不活化ワクチンとmRNAワクチンの2種類があります。
不活化ワクチン
不活化ワクチンは倦怠感や発熱などの副反応が少ないと言われており、接種しやすいワクチンです。毎年10月〜3月の間のみ接種が可能です。
接種パターン
[12歳以上の方]
6ヶ月の間隔をあけて接種可能
[6歳以上12歳未満の方]
1回目(1日目)→2回目(29日目、1ヶ月後)
mRNAワクチン
ウイルスのタンパク質を作るもとになる遺伝情報の一部を注射して免疫を作る新しいタイプのワクチンです。
6か月~4歳未満の方は当院系列の「LeMonおとなとこどものクリニック」で接種が可能です。詳しくはこちらをご参照ください。
[5歳以上]
接種パターン
[初めて接種する方]
※年齢により接種パターンが異なります。
●5歳以上:1回目(1日目)→2回目(29日目、1ヶ月後)
[2回目以降]
3ヶ月の間隔を空けて接種可能
肺炎球菌ワクチンは3種類あり、年齢により定期接種の対象となるワクチンが異なりますが、任意接種も可能です。(例:高齢者でプレベナーを接種(自己負担))
肺炎球菌はヒトの気道に定着している常在菌のひとつで、高齢者における肺炎の原因菌としても重要なものです。2種類のワクチンを交互に打つことでより高い効果を得ることができます。どちらが先でも問題ないですが、接種間隔が異なります。
プレベナーとニューモバックスの組み合わせ
プレベナー→6ヶ月後→ニューモバックス
ニューモバックス→1年後→プレベナー
バクニュバンスとニューモバックスの組み合わせ
1年空けます
小児の定期接種で使用します。
接種パターン
※2回目以降の接種時期に関してはご相談ください。
[小児の場合]
1回目(1日目)→2回目(29日目、1か月後)→3回目(57日目、2ヶ月後)→4回目(117日目、約4ヶ月後)
プレベナー20はバクニュバンスに加えて5種類(計20種類)の肺炎球菌に対する免疫を得られるようにしたワクチンです。株数の多いプレベナー20のほうが効果が高いとも言われています。
なお、定期接種ではプレベナー20とバクニュバンスを交互に接種することはできません。
高齢者の定期接種に使用します。1回だけ投与します。
日本脳炎の予防に接種します。
接種パターン
※2回目以降の接種時期に関してはご相談ください。
1回目(1日目)→2回目(29日目、1ヶ月後)→3回目(394日目、2回目から1年後)
※麻しん単独ワクチンは現在、製造上のトラブルで流通制限があり入手が困難なため、麻疹・風疹ワクチン(MRワクチン)を接種していただきます。風疹ワクチンの成分が入っていますが問題なく接種可能です。
※現在、流通が制限されており、納入を待ってからの予約とさせていただいております。ご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
接種パターン
1回のみ
※現在、流通が制限されており、納入を待ってからの予約とさせていただいております。ご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
接種パターン
1回のみ
※現在、流通が制限されており、納入を待ってからの予約とさせていただいております。ご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
接種パターン
1回のみ
接種パターン
1回のみ
「ビケン」
帯状疱疹を予防するワクチンについて
帯状疱疹とは体内に潜んでいる水痘・帯状疱疹ウイルスが再び活動を開始し、ピリピリと刺すような痛みや赤い発疹が出てくる病気です。痛みは徐々にひどくなり、夜も眠れないほど激しい痛みがでることもあります。帯状疱疹は、50歳以上になると発症率が上昇し、80歳までに約3人に1人が発症するとされています。また50歳以上の患者様の約2割は皮膚症状が治まった後も痛みが続く帯状疱疹後神経痛(PHN)に移行すると報告されています。帯状疱疹ワクチンには、生水痘ワクチンとシングリックスの2種類あります。
生水痘ワクチンは、約50%発症予防できます。
シングリックスは、約90%以上発症予防できます。
生水痘ワクチンの有効性は約5年。
シングリックスの有効性は10年以上(現在も調査中)です。
接種パターン
※2回目以降の接種時期に関してはご相談ください。
1回目(1日目)→2回目(57日目、2か月後)
接種パターン
※2回目以降の接種時期に関してはご相談ください。
1回目(1日目)→2回目(22日目、3週間後)→3回目(43日目、2回目から3週間後)→4回目(211日目、3回目から6か月後)
接種パターン
※2回目以降の接種時期に関してはご相談ください。
1回目(1日目)→2回目(29日目、4週間後)→3回目(57日目、2回目から4週間後)→4回目(211日目、3回目から6か月後)
シリンジ0.25mL
シリンジ0.5mL
接種パターン
※2回目以降の接種時期に関してはご相談ください。
1回目(1日目)→2回目(29日目、4週間後)
接種パターン
※2回目以降の接種回数・時期に関してはご相談ください。
1回目(1日目)→2回目(8日目)→3回目(22日目)
※動物に咬まれた後は以下のスケジュールで接種
1回目と2回目(同日、接種部位を変えて2回、1日目)→3回目(8日目)→4回目(22日目)
子宮頸がんとその原因
子宮頸がんの95%以上はヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが原因です。性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスですが、一部では持続感染してがんになり、毎年1~1.5万人の方が子宮頸がんになっています。そのため、子宮頸がんはワクチンで防ぐことができます。
子宮頸がん予防(HPV)ワクチンの効果
HPVへの感染を70~100%程度抑えることが分かっています。これにより子宮頸がんなどのがんの発症を70~100%程度抑えることができます。
「9価ヒトパビローマウイルス(HPV)ワクチン ファクトシート」(国立感染症研究所)をもとに作成
研究1:Onuki, M., et al.(2009). Cancer Sci 1 00(7):1312-1316.
研究2:Azuma. Y., et al.(2014). Jpn J Clin Oncol 44(10):910-917.
研究3:Sakamoto, J., et al.(2018). Papillomavirus Res 6: 46-51.
子宮頸がん予防(HPV)ワクチンの種類と投与方法
サーバリックス(2価)
シルガード9(9価)
の3種類あります。
効果については諸説ありますが、当院では9価のシルガード9をお勧めしています。
※いずれも、1年以内に接種を終えることが望ましいです。
※シルガード9は、15歳未満の方はスケジュールが異なります。
接種パターン
※2回目以降の接種時期に関してはご相談ください。
1回目(1日目)→2回目(1か月後)→3回目(1回目から5ヶ月以上、2回目から2か月半後)
接種パターン
※2回目以降の接種時期に関してはご相談ください。
[1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合]
1回目(1日目)→2回目(6か月後)→3回目(2回目から3か月後)
[1回目の接種を15歳になってから受ける場合]
1回目(1日目)→2回目(2か月後)→3回目(2回目から6か月後)
子宮頸がん予防(HPV)ワクチンの副反応・安全性
70%の方に接種部位の痛み・腫れ・発熱などが現れますが、数日で治ります。また、注射が苦手な方にHPVワクチンの接種を行うと、気分が悪くなったり、まれに失神したりすることがあります。重大な副反応は以下の通りです。
| 病気の名前 | 主な症状 | 報告頻度(※) |
|---|---|---|
| アナフィラキシー | 呼吸困難、じんましんなどを症状とする 重いアレルギー |
約96万接種に1回 |
| ギラン・バレー症候群 | 両手・足の力の入りにくさなどを症状とする 末梢神経の病気 |
約430万接種に1回 |
| 急性散在性脳脊髄炎 (ADEM) |
頭痛、嘔吐、意識の低下などを症状とする 脳などの神経の病気 |
約430万接種に1回 |
| 複合性局所疼痛症候群 (CRPS) |
外傷をきっかけとして慢性の痛みを生ずる 原因不明の病気 |
約860万接種に1回 |
※2013年3月までの報告のうちワクチンとの関係が否定できないとされた報告頻度
※過去にHPVワクチンを接種した後に広い範囲の痛みや手足の動かしにくさ、自律神経症状、けいれん、記憶障害などの症状が出現したと報道されました。しかし2015年に名古屋市で行われた研究では、HPVワクチンを接種した人と接種していない人で比べた結果、頻度に差がないことが分かっています。
副反応が起きたら
ワクチン接種後に気になる症状が出たときは、まずは接種を受けた医師やかかりつけの医師など地域の医療機関を受診してください。HPVワクチンによって生じた症状については、適切な診療を提供するため、各都道府県において協力医療機関が選定されています。必要に応じて、協力医療機関の受診について相談してください。
自治医科大学附属さいたま医療センター(産婦人科)
患者受付:048-647-4898
医療機関受付:048-648-5167
埼玉医科大学病院(総合診療内科)
医務部:049-276-1121
RSウイルスとは
RSウイルスは、人生のうち何度も感染と発病を繰り返しますが、生後2歳までにほぼ100%の方が1度は感染すると言われています。症状としては、軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々です。
ご高齢の方における
RSウイルス感染症予防の重要性
インフルエンザ様の症状を呈し入院を必要としたご高齢の方のうち、約10%をRSウイルス感染が占め、インフルエンザと同等の致命率を引き起こすことも示唆されています。ご高齢の方においてもRSウイルス感染予防の重要が重要です。
接種できる方
妊娠24~36週の妊婦(新生児及び乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患の予防)
※アブリスボのみ
60歳以上の方
50歳以上のRSウイルスによる感染症が重症化するリスクが高いと考えられる方
※慢性肺疾患、慢性心血管疾患、慢性腎臓病又は慢性肝疾患、糖尿病、神経疾患又は神経筋疾患、肥満、医師が本剤の接種を必要と認めた方 など
接種パターン
1回のみ
同時接種について
特殊な場合を除き、ほとんどのワクチンは同時接種可能です。
黄熱ワクチンと非経口コレラワクチン(4週間空ける)
異なるワクチンの接種間隔について
生ワクチン同士の場合は4週間空ける必要があります。その他のワクチンは接種間隔に制限はありません。
ワクチンを接種できない方
妊娠中の方、免疫抑制剤を服用している方は「生ワクチン」は接種できません。
※授乳中の方は、どのワクチンの接種も安全です。