外来
禁煙外来
禁煙にチャレンジしたい方向けに、禁煙外来を開設しています。当院では、外来通院、オンライン診療との組み合わせ、オンライン診療完結型(自費診療)など、皆様のライフスタイルやご希望に合わせて診療のスタイルを選択できます。禁煙はやろうと思った時がそのタイミングです。当院の医師や禁煙サポーター(医療スタッフ)と共に一歩踏み出してみませんか?
禁煙したいと考えている皆様へ
こんなことはありませんか?

健康に悪いのは分かっているし、やめたい。でもどうしよう…
禁煙したいと思っても、その一歩がなかなか踏み出せない方はたくさんいらっしゃいますが、これは決して恥ずかしいことではありません。喫煙者はニコチン依存症(いわゆる中毒)になっているので、やめにくいことがわかっています。禁煙外来ではニコチン依存症の治療を行いますので、タバコをやめたいという気持ちさえあれば大丈夫です。
過去に禁煙にチャレンジしたけれども失敗した…
禁煙は経験すればするほど上達します。禁煙に成功した人の多くは何回もチャレンジして達成しています。
家族を禁煙させてあげたいけど、本人には言いにくい…
本人だけではなかなか禁煙に踏み切れません。ご家族の声掛けがきっかけで禁煙を達成できることもあります。ひとりで禁煙を達成するのは至難の業ですが、適切なサポートがあれば達成率は2倍以上にもなります。私たち禁煙の専門家がサポートします。
喫煙について
喫煙のデメリット、禁煙のメリットについてまとめています。
喫煙者の半数は禁煙の意思がありますが、なかなか踏み切ることができないことも分かっています。

※禁煙の意思(厚生労働省「平成27年国⺠健康・栄養調査報告」)
〜悪影響を与える病気〜
喫煙はがんや動脈硬化、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、2型糖尿病など様々な病気に悪影響を与えることが分かっています。


※厚生労働省「喫煙と健康 喫煙の健康影響に関する検討会報告書」2016年
〜禁煙外来の費用と喫煙に伴う生涯の費用〜
禁煙外来の費用
健康保険が効くので、自己負担が3割の方であれば3ヶ月の治療スケジュールで1万3,000円〜2万円が目安です。
喫煙に伴う生涯の費用
タバコを1日20本(1箱:550円)吸った場合、3か月で約5万円です。禁煙外来の治療期間3か月だけでも十分元が取れます。
1年で20万円、5年で100万円、10年で200万円のタバコ代が浮きます(年々タバコの値上げも進んでいますね)。また、上記の喫煙が悪影響を与える疾患に罹患しないことで、治療費を払わずに済みますし、 睡眠リズムの改善や胃腸の改善にもつながります。
禁煙外来について
喫煙習慣の本質はニコチン依存症です
身体的依存
(手が震える等)
精神的依存
(タバコを吸わないとイライラする、吸いたくなる)
適切な方法で禁煙しなければ達成は困難です。「再発しやすいが、繰り返し治療することにより完治しうる慢性疾患」と捉えて治療を行います。禁煙外来は「診察」と「禁煙補助薬」で禁煙を支援することで、禁煙率を2倍以上に高める といわれています。


禁煙外来を受けられる方
禁煙外来を受けるには以下の4つの条件を満たす必要があります。まずは当院の禁煙外来までご相談ください。
- ニコチン依存症の判定テストが5点以上
- 35歳以上の方は、「1日の喫煙本数×喫煙年数」が200以上
- ただちに禁煙を始めたいと思っている方
- 禁煙治療を受けることを文書で同意している方
禁煙外来のスケジュール
3か月にわたる計5回の診察を行います。
初診
- 喫煙状況等の把握
- 呼気一酸化炭素濃度検査
- 禁煙開始日の設定
- 問題点の把握とアドバイス
- 禁煙治療薬(ニコチンパックなど)の選択と処方
再診1〜再診4
- 喫煙状況や離脱症状の確認
- 呼気一酸化炭素濃度検査
- 問題点の把握とアドバイス
- 禁煙治療薬(ニコチンパックなど)の選択と処方
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禁煙開始日
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再診1(2週間後)
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再診2(4週間後)
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再診3(8週間後)
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再診4(12週間後)
禁煙外来の流れ
まずは検査を行い、その後に診察と処方を行います。
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検査
喫煙状況の指標である、呼気中の一酸化炭素(CO)濃度を測定します。禁煙するとCO濃度は低下します。
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診察
ニコチン依存症に該当することを確認し、禁煙誓約書にサインしていただきます。禁煙開始日の設定や禁煙補助薬の処方、禁煙のアドバイスを行います。
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処方
個々の患者様に最適な薬剤を選択します。一部の禁煙補助薬ではニコチン依存症治療アプリ「Cure app SC」を併用します。
禁煙補助薬について
種類
禁煙補助薬は大きく分けて3種類あります。
※2021年11月4日現在、出荷停止中のため新規患者様に対して処方はできません。継続処方は可能です。
バレニクリン製剤(チャンピックス錠®)
ニコチンパッチ(ニコチネル TTS®、OTC)
ニコチンガム(OTCのみ)
保険適応の対象
保険が効くのは、バレニクリン製剤(チャンピックス錠®)とニコチンパッチ(ニコチネル TTS®)のみで、他は一般用医薬品(OTC)です。
禁煙補助薬の概要
特徴
従来の薬と違い、ニコチンを一切含みません。ニコチン依存に関わる仕組みに作用して、禁断症状を和らげます。また、ついうっかり一服してしまっても「おいしい」と感じなくします。
特徴
張り薬に含まれるニコチンが、皮膚から吸収されることで禁断症状を和らげます。8週間かけて徐々にニコチンの量を減らすことで、スムーズな禁煙が可能です。
ニコチン依存症治療アプリ「Cure app SC」
チャンピックス錠を処方された方は、ニコチン依存症治療アプリ「Cure app SC」を併用します。
使用方法
アプリをダウンロードして患者様用の専用コードを入力すると、ご自宅に一酸化炭素測定器の「CO チェッカー」が届きます。
効果
「CO チェッカー」による一酸化炭素測定と「Cure app SC」の禁煙プログラムにより、禁煙の達成率が上昇します。
よくある質問
禁煙外来の対象です。加熱式タバコの煙には、紙巻タバコと同様に、ニコチンやさまざまな有害物質が含まれています。
まずは練習のつもりで、気楽な気持ちで取りくみましょう。私たち専門家も支援しますので、一緒に頑張りましょう。
周囲の方々に禁煙宣言をして協力を求めましょう。また、禁煙が落ち着くまでの間、自分の目の前で喫煙しないようお願いしましょう。
禁煙が落ち着くまで、しばらくは外に飲みに行かないようにします。どうしても断れない時は、飲み始める前に禁煙宣言をします。喫煙者から離れた席に座る、酒のほかに水や氷を頼んで、吸いたくなったらそれを口にするといった方法があります。
禁煙が落ち着くまで、できるだけ仕事が多くなりすぎないように調整します。イライラした時には深呼吸したり、お茶や水を飲んで対応してください。
重篤でなければいずれの薬も使用できます。心配ならニコチンを含まないバレニクリンがいいかもしれません。
かぶれが気になるのであれば内服薬のバレニクリンを使う方がよいと思います。ただし、ニコチンパッチの使用を希望されるのであれば、まずニコチンパッチを使ってみてください。かぶれがひどい場合は、バレニクリンへの切り替えも可能です。
禁煙は治療の有無を問わず様々な症状を伴うことがあり、基礎疾患としてもっている精神疾患が悪化することがあります。バレニクリンを使用して禁煙を試みる際にも精神症状を悪化させることがあるので十分に注意しながら使用する必要があります。まずは、ニコチンパッチを使って禁煙されることをおすすめします。
バレニクリンを服用した後、自動車運転中に意識障害が起きて事故につながった方が927例報告されています(2011年9月末現在)。両者の因果関係は明らかではありませんが、バレニクリンを服用する方には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう指導することになっています。禁煙中に自動車の運転等危険を伴う機械の操作をされる 方には、バレニクリンではなく、ニコチンパッチ等の別の方法で禁煙していただくことになります。