外来
きずあと外来
けがや手術のあとに残る
「きずあと」でお悩みの方へ
けがや手術のあとに残る「きずあと」。多くは時間の経過とともに落ち着いていきますが、なかには赤く盛り上がったり、かゆみや痛みが出たり、ひきつれて関節が動かしにくくなったりするものもあります。
当院の「きずあと外来」では、形成外科専門医がきずあとの状態を的確に診断し、最新の知見に基づいた保存療法から手術治療まで、最適な解決策をご提案します。
きずあとの自然な経過と「治療が必要なサイン」
通常、きずは治ってから約3か月ほど赤みや硬さが続き、半年〜数年かけて徐々に白くやわらかくなじんでいきます。
治療が必要な状態(ケロイド・肥厚性瘢痕)
以下のような症状がある場合は、自然治癒を待つのではなく治療が必要なサインです。
- 赤みや硬さが強くなってきた
- きずあとが範囲を超えて大きくなっている
- 強いかゆみや痛みがある
- 関節がつっぱって動かしにくい(瘢痕拘縮)
治療アプローチ
きずあとの状態(軽症〜重症)や部位に合わせて、段階的な治療を行います。
保存療法(まずは切らずに治したい方へ)
時間をかけてじっくりときずあとを落ち着かせていく治療です。
- 薬用テープ(圧迫・固定)
きずへの刺激を減らし、盛り上がりを抑えます。 - 内服薬
赤みやかゆみを抑えるお薬を継続します。 - 局所注射
月に1回程度の通院で、盛り上がった組織を平らにしていきます。
手術療法
(中等症〜重症、ひきつれがある場合)
保存療法で改善しない場合や、関節の動きに支障がある場合は手術を検討します。
- デザインの工夫
再発を防ぐため、Z形成術(ギザギザのデザイン)などを用いて、きずにかかる張力を分散させます。 - 組織移植
必要に応じて、他の部位から皮膚や組織を移植し、つっぱりを解消します。 - 術後ケアの徹底
手術して終わりではなく、再発防止のためのアフターケアまで専門医が並走します。
高度医療機関との連携(重症ケロイド)
手術後の再発リスクが非常に高い重症ケロイドに対しては、術後の放射線治療を組み合わせることで再発率を下げることが可能です。必要に応じて、連携する高度医療機関をご紹介いたします。
診療の流れ
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専門医による診断
きずあとの場所、大きさ、硬さ、関節への影響などを詳細に評価します
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治療プランの策定
ライフスタイルやご希望に合わせて、保存療法優先か、手術に踏み切るかを相談して決定します。
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継続的なフォローアップ
きずあとの治療は数ヶ月〜年単位に及ぶこともあります。状態の変化を見逃さず、適宜治療を微調整していきます。
まずはご相談ください
「このきずあとは消えるの?」「ずっと痒いのは異常?」といった些細な不安でも構いません。形成外科専門医が、あなたのきずあとに真摯に向き合います。