外来
骨粗鬆症外来
骨粗鬆症は骨の生活習慣病とも呼ばれており、加齢や閉経のみならず食事や運動の習慣などが深く関わっています。国内では、日本には骨粗鬆症患者さんは約1300万人以上いるといわれています。予備群も含めると、その数は4000万人にも達すると言われています。骨粗鬆症は自覚症状が表れにくい病気で、骨折してはじめて病気を自覚することも少なくありません。骨粗鬆症が進行することで、大腿骨近位部骨折や背骨(腰椎や胸椎)の圧迫骨折などが発生しやすくなります。一度骨折をすると3年以内に骨折を起こしやすいとされています。骨折を予防するには、治療を行う必要があります。当院では内科、外科、整形外科で対応可能です。定期的に検査を行い、何年たっても元気に生活できるようフォローさせて頂きます。
骨粗鬆症外来を受診できる方
骨粗鬆症が疑われる方、閉経後の女性、すでに骨粗鬆症と診断されている方など骨粗鬆症に関連する病気の相談については当外来で対応しております。
特に、骨粗鬆症になりやすい特徴を持つ方は骨粗鬆症の評価をしておくことをお勧めします。
骨粗鬆症になりやすい方
- 加齢
- 閉経後または薬の服用等により生理中断
- 運動不足や入院などによる長期寝たきり状態
- ビタミンD、ビタミンK、カルシウム、たんぱく質の不足
- 消化器系の手術歴あり
- 飲酒、喫煙の習慣
- 甲状腺疾患、副甲状腺疾患、関節リウマチ、生活習慣病
- ステロイドの長期服用
- 血縁者が骨粗鬆症
骨粗鬆症の検査
骨密度検査
当院ではDEXA法(Dual Energy X-ray Absorptiometry)を用いております。精度が高く、被曝も少ないため、安心して検査をお受けいただけます。検査時間は1分ほどです。
骨密度検査は、健康な若年成人(20~44歳)の平均値(YAM値:Young Adult Mean)との比較で評価を行います。YAM値の70%未満は骨粗鬆症となります。
骨粗鬆症の治療の評価では年に1〜3回程度の間隔(少なくとも4ヶ月以上)で骨密度検査を行なって治療の効果をみていきます。
骨粗鬆症のYAM値
| YAM値 との比較 |
80% 以上 |
80〜70% | 70% 未満 |
|---|---|---|---|
| 評価 | 正常 | 骨量減少 | 骨粗鬆症 |
レントゲン
胸椎・腰椎などのレントゲンで圧迫骨折の有無など骨の状態を評価します。
骨代謝マーカー
血液・尿検査による骨代謝マーカーにより骨の状態を評価します。
骨代謝マーカーとは、骨の新陳代謝である骨吸収や骨形成のを評価する指標です。骨代謝マーカーを測定することで、今後骨密度がどう変化するのか、適切な治療の選択や治療効果の判定ができます。
主な骨形成マーカー:BAP、PINP
主な骨吸収マーカー:TRCP-5b、NTX、DPD
骨粗鬆症の診断基準
- 背骨や足のつけねが、立った姿勢からの転倒や、それよりも弱い力で骨折してしまう。(脆弱性骨折)
- 上記以外の骨が脆弱性骨折してしまう、かつ、若い人の骨密度の平均値(YAM)と比べ80%未満のとき。
- YAMの70%以下の時または骨密度がYAMの標準偏差の2.5倍低いとき。
※日本骨粗鬆症学会 骨粗鬆症の予防と治療のガイドライン 2015年版より
骨粗鬆症の治療
骨粗鬆症治療薬は大きく3つに分類されます。
- カルシウム剤
- 骨吸収を抑えて骨密度低下を抑える薬剤
- 骨形成を促進して骨を強くする薬剤
内服・注射の製剤など種類が豊富のため、患者さまの病状に合わせてご提案させていただきます。
骨粗鬆症による骨折リスクの評価
骨粗鬆症によって発生する骨折のリスク分析ツールとしてFRAXというツールが知られています。FRAXは海外で開発されましたが、下記リンクにあるように日本語版も知られていて必要項目の入力により今後の骨折可能性などが推定されます。ご興味のある方はぜひお試しください。
https://frax.shef.ac.uk/FRAX/tool.aspx?lang=jp
骨粗鬆症外来のお申し込み
骨粗鬆症外来は整形外科内に設置しています。その他の時間帯で骨粗鬆症の診療を希望される方はプライマリーケア診療科(外科・内科)にて承っております。
受診をご希望される方は、LINEにてお申し込みください。お電話での予約も承っております。